憲法九条改正は急務である
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〔サブタイトル〕 「“護憲”運動」と対決の時 
〔著者〕 中川八洋(筑波大学助教授)
〔シリーズ〕 -
〔該当頁〕 28~32頁
〔目次〕 

 

国民主権を否定する現憲法 28
反憲法の「“護憲”運動」 29
天皇制廃止のロジック 30
“護憲”の消滅は可能 31
「ニュー改憲運動」時代へ 32

 
〔図表〕 なし
〔注記〕 -
〔分類〕 論文
〔備考〕 文末に囲み記事で「天皇の権能(「憲法のすべて」より 高木書房発行)」があり、「天皇は元首である」との福田恒存、ヒールシャーの発言引用あり。

 

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まえがき
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 現憲法を改正する必要性は、余りにも自明であり、敢えて述べることもない。その主たる理由には二つある。
 第一は、その制定がGHQ(外国軍)によりなされたものであり、主権国家の憲法としては正統性を有しないからである。
 第二は、我が国の安全にとって緊迫するソ連のとてつもない大増強に対して第九条が大きな障害となっているように、現憲法には、さまざまな不備があるからである。
 しかしながら、現憲法は、昭和二十二年五月三日の公布以来、三十七年間もの間、一度も改正されず、ついに「不磨の大典」と化し、古色蒼然と古びた洋服のごとくになった。日本国憲法の生命は、国民の未認知の中に生まれ、そして今や老化・衰弱しつつある、とたとえてもよい。
 かくなったことについては、いくつかの原因があるだろう。最も大きいものとしては、一ついうまでもなく、あの「“護憲”運動」の存在である。二つにはこれを全面支援もしくはこれを叱咤激励するマスコミの存在である。三つは、「国家」についての何たるかを弁えることもない、日本の「“保守”層の多数派」の存在であろうか。

 

 

〔媒体名〕 『季刊現代警察』11(2)36 1984年7月号
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〔副題〕 The Modern Japanese police quarterly
〔編集〕 -
〔シリーズ〕 -
〔出版社〕 啓正社
〔発行年〕 1984-07-25
〔ページ〕 頁
〔ISBN等〕 ISSN:0388-4325
〔価格〕 
〔体裁〕 B5判:25.7cm×18.2cm
〔注記〕 -

 

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所蔵
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国立国会図書館 あり(請求記号:Z2-433)
http://iss.ndl.go.jp/
都立中央図書館 なし
都立多摩図書館 なし

 

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情報元
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他文献
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備考
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内容
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更新履歴
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2013-08-04


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