シンポジウム――日本の進路を問う
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〔サブタイトル〕 5・2シンポ全記録一挙掲載
〔出席者〕

 
実行委員長 黛敏郎
基調報告 三好修(日本安全保障センター所長)
パネラー ガレット・スカレラ(スタンフォード戦略研究センター東京代表)
        法眼晋作(前国際協力事業団総裁)
        中川八洋(筑波大学助教授)
(政党代表)有馬元治(自由民主党)
         大内啓伍(民社党)
         柿沢弘治(新自由クラブ)
総括 清水幾太郎(元学習院大学教授)

〔シリーズ〕 特集・日本の安全保障と憲法
〔該当頁〕 18~49頁
〔目次〕 

 

<出席者> 18

基調報告 日本の安全保障と憲法 三好修 19
 米国が守る憲法体制 19
 九条は“主権制限条項” 21
 切迫する“歴史的な選択” 22

意見表明 もはや憲法の神話に隠れることは許されない ガレット・スカレラ 24
意見表明 憲法改正の具体的提案が必要 法眼晋作 26
意見表明 九条改正に一日も早く着手すべき 中川八洋 27
意見表明 憲法にはまだ解釈の余地がある 有馬元治 29
意見表明 法律論より防衛の現実的論議を 大内啓伍 30
意見表明 世論を糾合できる憲法運動を 柿沢弘治 32

討論 三好修 ガレット・スカレラ 法眼晋作 中川八洋 有馬元治 大内啓伍 柿沢弘治
 政治はよくコンセンサスがないと言うが、国民のコンセンサスを作るのは政治家 34
 安保条約の片務性維持は通用しない 今後の日米関係、平和確保の上で、憲法第九条は避けて通れない 35
 日本の自衛隊は現在のところ全く戦える状態にない。まずその辺の欠陥是正に全力を上げるところから入るべきだ 36
 憲法改正は慎重にすべきで、まず、公明党も加わって頂いて防衛問題で八割のコンセンサスを得ることが必要 37
 今や米国のみならず欧州も日本の防衛力増強要求の大きな声になっている。日本の防衛努力は国際社会の責務 38
 日本は一年半で二倍の防衛支出を!世界環境の変化にどう対処するか、憲法改正はその研究項目の一つに入るもの 39
 現在の憲法九条体制下で国民の愛国心は発揚できるのか、憲法問題に取り組む背後にはそういう問題がある 40
 一年半の間に日本の防衛費を二倍にすることは不可能、国論が分裂する。国政全体を考え防衛力増強を 42
 憲法から防衛でなく現実的防衛努力の中で憲法問題を(大内)、憲法改正提起しても国論は二分しない(中川) 43

 

シンポジウム総括 ナショナリズムを掴んだ運動を 清水幾太郎 44

閉会の挨拶 改憲のコンセンサスを得る 実行委員長・黛敏郎 47

注・参考 49

 

〔図表〕 あり

〔注記〕 49頁に《(「注」及び「参考」は中川八洋氏の希望により掲載するものです)》とある。
 なお、(参考1)憲法九条二項改正案、(参考2)日本人の異常な憲法改正アレルギー─一九四五年以降の欧米主要国の憲法改正案(79/7現在)、ともに『超先進国のアキレス腱─日本防衛の時代』のもの(それぞれ62頁、75頁)。


〔分類〕 シンポジウム
〔備考〕 -

 

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見出し
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去る五月二日、東京・日本海運クラブで“日本の進路を問う”シンポジウムが開催され、日本の安全保障と憲法についての活発な討議がなされた。特にこの種の会合で自民・民社・新自クの三党が出席するのは初めてであり、又、討議の中で今後の改憲運動の展望が少なからず開かれた。尚、当日の司会は林秀彦氏(サンケイ新聞言論法制調査研究室長)が行った。

 


〔媒体名〕 『祖国と青年』(7)53 1981年7月号
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〔副題〕 -
〔編集〕 -
〔シリーズ〕 -
〔出版社〕 日本協議会
〔発行年〕 1981-07
〔ページ〕 頁
〔ISBN等〕 ISSN:0387-9437
〔価格〕 
〔体裁〕 A5判 21.0cm×14.8cm
〔注記〕 -
〔備考〕 -


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所蔵
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国立国会図書館 あり(請求記号:Z1-273)
http://iss.ndl.go.jp/
都立中央図書館 なし
都立多摩図書館 なし


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情報元
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他文献
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備考
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内容
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更新履歴
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2013-08-03

 


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