日本の生活水準は欧米を抜いたか
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〔サブタイトル〕 日本経済の実力点検
〔著者〕 赤羽隆夫・中川八洋・正村公宏、司会・武藤博道
〔シリーズ〕 月例経済論争
〔該当頁〕 39~51頁
〔目次〕

 

問題提起 
実質収入はアメリカの上 中川八洋 39

 

討論 
一. “質”の評価 41
二. 生活事情 45
三. 今後の方向 48

 

〔備考〕 -

 


〔媒体名〕 『日本経済研究センター会報』392  和56年5月15日号
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〔副題〕 The Japan Economic Research Center
〔編集〕 社団法人 日本経済研究センター
〔出版社〕 日本経済研究センター事業部
〔発行年〕 1981-05-15
〔ページ〕 64頁
〔ISBN等〕 ISSN:0285-5917
〔価格〕 会員にのみ頒布
〔体裁〕 B5判 25.7cm×18.2cm
〔図表〕 -
〔注記〕 毎月1日・15日発行
〔備考〕 社団法人日本経済研究センターは、昭和38年12月23日設立

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見出し
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所蔵
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国立国会図書館 あり(請求記号:Z3-26)
http://iss.ndl.go.jp/
都立中央図書館 なし
都立多摩図書館 あり(請求記号:ニホンケイサイケンキ/)
https://catalog.library.metro.tokyo.jp/winj/opac/search-detail.do?lang=ja

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情報元
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・『超福祉王国日本』146~147頁。
《また、経済企画庁の赤羽官房審議官も次のように語っている。
「中川報告(日本の生活水準は世界一)は衝撃的ではない、という正村さんのご意見には同感だ。もっとも、統計自体の持つ問題点を、まず批判的に検討してから分析の基礎データとして使うことを、非常に重要なことと考える種類のエコノミストとしては、この問題のデータはそれを主張するにふさわしい精度を持っているとは思えない。そのため、この問題については漠然とした実感論しか申し上げられないのだが、外国人はわれわれの生活をどうみているかというと、長い間日本に滞在している人も、短期間の旅行者も一様に、日本人の生活水準は高いという。食べ物の種類も非常に豊富であるという。もちろん食生活、食習慣というものが、外国と違うわけだから、いろいろな種類のものがあるからといって、それだけで水準が高いということではないかもしれないが・・・・・・。
 衣服にしても、みな非常に質のいいものを着ている。これは私自身も外国に行って同様のことを感じる。自動車にしても、外国の町にはこれでも自動車かと思うようなポンコツ車がいっぱい走っているが、日本では東京でも、というよりむしろ地方に行けばなお、みんなピカピカの素晴らしい自動車に乗っている。また耐久消費財などもたくさん持っていて、置き場に困る状況だが、外国人がこれをみて日本人の生活は非常に豊かな水準にあると思うのは当然だろう。
 それからこれもまた印象論だが、日本人は大変お金持ちだという。この点、私も外国に主張したりすると同様に感じるが、確かに日本人は外国でものすごいおカネを使い、山のように買い物をして帰ってくる。それがお百姓さんであったり、労働組合の中堅幹部であったり、外国人からみたらとうていそんなおカネを持ってはいない人たちなのだ。それが大変に豪勢な外国旅行をするのを見て、日本人はお金持ちという感じを持たれるのだろうと思う」(『日本経済研究センター会報』五十六年五月十五日号)。》

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他文献
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備考
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内容
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更新履歴
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2013-06-01
2013-07-22 情報を追加しました


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