解説 ”ルソー神話”が支配する日本
───────────────────────────────────
〔サブタイトル〕 -
〔著者〕 〔中川八洋/解説〕
〔シリーズ〕 -
〔該当頁〕 191~212頁
〔目次〕
まえがき 191
1.レーニンとヒットラー─ルソーの忠実な直系弟子 192
2.ホロコースト教を創ったルソー 194
3.人間改造の教典『エミール』 199
4.ルソー教の排除と洗浄 204
5.「ジェンダー・フリー教育」とルソー 210
注 212
〔備考〕 -
〔媒体名〕『絵解き ルソーの哲学』
〔アマゾンへ注文〕
───────────────────────────────────
〔副題〕 社会を毒する呪詛の思想
〔原題〕 Introducing Rousseau
〔著者〕 デイブ・ロビンソン(Dave Robinson)/著、オスカー・ザラット(Oscar Zarate)/画、渡部昇一/監訳
〔シリーズ〕 -
〔出版社〕 PHP研究所
〔発行年〕 2002-09-09
〔ページ〕 212頁
〔ISBN等〕 4-569-62382-4
〔価格〕
〔箱・帯〕 箱:なし 帯:不明
〔体裁〕 B6判 18.2×12.8cm
〔図表〕 あり
〔注記〕 -
〔分類〕 図書
───────────────────────────────────
目次
───────────────────────────────────
第1章 「孤児」ルソーの、放浪の生と異常な性
第2章 5人の子を棄てた啓蒙哲学者の誕生
第3章 文明社会を破壊せよ!―「野蛮・未開社会こそユートピア」
第4章 性道徳の破壊と人間の改造―『新エロイーズ』と『エミール』
第5章 全体主義体制の教祖・ルソー
第6章 迫害、放浪、ひどくなる狂気
第7章 『夢想』と恍惚の果てに
第8章 死せるルソーの煽動―血塗られたフランス革命
解 説 ”ルソー神話”が支配する日本 中川八洋 191
───────────────────────────────────
所蔵
───────────────────────────────────
国立国会図書館 あり(請求記号:HD122-G14)
http://iss.ndl.go.jp/
都立中央図書館 あり(請求記号:135.3/ 5008/ 2002)
https://catalog.library.metro.tokyo.jp/winj/opac/search-detail.do?lang=ja
都立多摩図書館 なし
───────────────────────────────────
情報元
───────────────────────────────────
-
───────────────────────────────────
他文献
───────────────────────────────────
-
───────────────────────────────────
備考
───────────────────────────────────
《さて、本書出版のいきさつは、筑波大学の中川八洋教授に紹介されて一読し感嘆、すぐ出版しなくてはならないと決心したことに始まりました。ルソーを客観的に批判する良書をまず一冊だけでも世に送り先鞭をつけたいとかねてから考えていましたので、日本の中・高校生にも読める挿画に紙幅の過半を割くロビンソン氏の本書はまさしくその一冊だと直感したからです。
中川教授はソ連邦の崩壊と同時に「逆転の発想」的に日本の共産化もしくは日本社会の溶解的自壊を予測し、直ちにバーク研究とルソー研究に取り組んだ稀有な学者ですが、本書の出版に際しても、解説を快く書いて下さいました。フランス革命勃発に際してのバークの熱情を彷彿とさせる内容の解説で、またロビンソン氏の論旨の延長上で、的確に補強してくれています。ここに深く御礼申し上げます。》
(以上、渡辺昇一「序文 私の「ルソー排撃宣言」」、9頁より)
───────────────────────────────────
内容
───────────────────────────────────
・ジャン=ジャック・ルソー(Rousseau, Jean-Jacques, 1712-1778)の思想批判。
・《渡部 「自然人」という、「欲望のままに性交する」のが「理想の人間」だ、とアッピールした最初の哲学が、ルソーの『人間不平等起源論』でしたね。日本人全部の頭の中まで、とうとう精神異常者のルソーの狂気が占領してしまった。
われわれ二人で翻訳出版した『絵解き ルソーの哲学』が、あの有害限りない中江兆民のルソー宣伝から百三十年ぶりに初めてルソー批判をした画期的出版とされるようでは、ルソーの病原菌は日本の教育界を汚染し尽くしてしまったということではありませんか。》(『教育を救う 保守の哲学』69)
───────────────────────────────────
更新履歴
───────────────────────────────────
2013-05-17
2013-06-14