『日本人として読んでおきたい保守の名著』
アマゾンへ注文
───────────────────────────────────

〔副題〕 -
〔著者〕 潮 匡人
〔シリーズ〕 PHP新書751
〔出版社〕 PHP研究所
〔発行年〕 2011-09-01
〔ページ〕 262頁
〔ISBN〕 978-4-569-80007-3
〔価格〕 本体720円(税別)(756円)
〔箱・帯〕 箱:なし 帯:なし
〔体裁〕 新書判 17.6cm×11.3cm
〔図表〕 なし
〔注記〕 -
〔分類〕 図書

 

───────────────────────────────────
関連部分
───────────────────────────────────

 

《われわれ日本人も、ルソーに同様の疑問や不安を抱くべきであろう。だが、この国では今なお逆に、賞賛され、歓迎されている。バークが加えた批判など読まれてもいない。この点では、中川八洋による『保守主義の哲学』(PHP研究所)、『正統の憲法 バークの哲学』(中公叢書)、『正統の哲学 異端の思想』(徳間書店)の三部作は希少な例外に当たる。》
   以上、「第一章 保守的自由主義の聖典に学ぶ」22頁、より引用。

 

《拙著では以下、岩波文庫訳を引く。ちなみに、中川八洋は「誰が読んでも読解できないほど極端にひどい訳」(『保守主義の哲学』前出)と苦言を呈したが、中川が引く、みすず書房版が品切れの現状を踏まえ、あえて岩波文庫訳を用いる。》
   以上、「第一章 保守的自由主義の聖典に学ぶ」27頁、より引用。

 

《バークの安全保障論は、どこかの国の「専守防衛」とは対極に立つ。中川八洋を借りれば「『保守主義の父』バークは、剣を抜く騎士道をもって保守主義の精神だと定義した」(『正統の憲法 バークの哲学』前出)。》
   以上、「第一章 保守的自由主義の聖典に学ぶ」47頁、より引用。

 

《中川八洋『保守主義の哲学』 PHP研究所
 中川八洋『正統の憲法 バークの哲学』 中公叢書
 中川八洋『正統の哲学 異端の思想』 徳間書店
   正統的な保守主義を論じた三冊。いち早く、ルソーを異端と退け、バークこそ正統と論じた中川の功績は大きい。次章以下でも引用。》
   以上、「第一章 保守的自由主義の聖典に学ぶ」51~52頁、より引用。

 

《ちなみに松本礼二氏は、岩波文庫版の訳者でもある。ただ、松本の『トクヴィル研究』は「『多数の暴政』概念こそトクヴィルの独創であり」と書いたが、この点に関しては「トクヴィルより四十五年も前のバークの有名な言葉」と指摘した中川八洋の批判が当てはまろう(前出『保守主義の哲学』)。》

   以上、「第二章 バークを継承し、民主政治に潜む「多数の暴政」を暴く」61頁、より引用。

《ポパーは、イギリスでナイトの爵位を授与されたほか、「トックヴィル賞など国際的に有名な賞を贈られ、諸外国の多くの大学から名誉博士号を与えられている」(前出森博)。拙著の脈絡からは、トクヴィルの冠を戴く賞に注目したい。私の理解では、ポパーも正統保守の流れを汲む。その脈絡で世界的に有名なのが「西側は何を信じているか」と題した、東西冷戦下の一九五八年にスイスのチューリッヒでおこなった講演である(『よりよき世界を求めて』未來社所収)。ちなみに「このスイスの海外研究所の講演は、ポパーの他に、アーレント、ハイエクも参加した」(中川八洋『保守主義の哲学』前出)》
   以上、「第五章 日本から学んだ哲人が鳴らした警鐘」174頁、より引用。

 

───────────────────────────────────
著者略歴
───────────────────────────────────

 

潮 匡人 うしお・まさと
一九六〇年、青森県生まれ。早稲田大学大学院法学研究科博士前期課程修了。早大法学部卒業後、航空自衛隊に入隊。第三〇四飛行隊、航空総隊司令部、長官官房勤務等を経て三等空佐で退官。その後、書籍編集者、シンクタンク客員研究員、聖学院大学専任講師、帝京大学短期大学准教授、宇都隆史参議院議員の政策秘書等を経て現在に至る。拓殖大学日本文化研究所客員教授、国家基本問題研究所客員研究員、評論家。
著書に、『アメリカが日本を捨てる日』(講談社)、『北朝鮮の脅威を見ない人たち』(小学館文庫)、『常識としての軍事学』(中公新書ラクレ)、『日本を惑わすリベラル教徒たち』(産経新聞出版)、『テロの脅威が日本を襲う』『憲法九条は諸悪の根源』『やがて日本は世界で「80番目」の国に墜ちる』(以上、PHP研究所)、『司馬遼太郎と太平洋戦争』(PHP新書)などがある。

 

───────────────────────────────────
所蔵
───────────────────────────────────

 

国立国会図書館 あり(請求記号:A37-J17)

http://iss.ndl.go.jp/
都立中央図書館 あり(請求記号:311.4/ 5014/ 2011)
https://catalog.library.metro.tokyo.jp/winj/opac/search-detail.do?lang=ja

都立多摩図書館 なし

 

───────────────────────────────────
情報元
───────────────────────────────────

 

 

───────────────────────────────────
他文献
───────────────────────────────────

 

 

───────────────────────────────────
備考
───────────────────────────────────

 

 

───────────────────────────────────
内容
───────────────────────────────────

 

 

───────────────────────────────────
更新履歴
───────────────────────────────────

 

2013-07-05

 


一つ前のページに戻る〕〔サイトのトップに戻る〕〔このページのトップに戻る